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2 月
29

マイクロプロセッサの進歩(後編)

MRP-M.A


今回は、「マイクロプロセッサの進歩」の後編です。

1990年代後半

☆CPUスピードの向上

業務用CPUの分野では急速に能力を向上させてきたパソコンに押されてワークステーション市場を徐々に

失っていき、代わってインターネット時代の到来とともにサーバ分野へと拡大していきます。

一方、パソコンCPUの分野ではWindows3.1やWindows95などのGUI OSが登場したことで高い性能

(スピード)のCPUが求められるようになりました。

そして、この時期にはIntel 486、Pentium、Pentium IIIが発売され、急激な性能の向上が見られます。

その一方で、ビジネス向け低価格パソコン市場の競争も激しさを増し、この過程でx86系CPUの互換品を

作っていたメーカーの再編が進んで、1990年代末頃になるとCPUやグラフィックチップの分野から

撤退したり事業を売却したりする動きも活発になりました。

2000年代前半

☆マルチコアへの転換

1999年にクロック競争は激しさを増し、2000年春にCPUの周波数が1GHzの大台に到達しました。

2003年にはPowerPC 970とAthlon 64によりパソコンにも64ビットの時代が到来します。

クロックの増大に歩調を合わせて消費電力の増大も続き、モバイルパソコン向けに専用のプロセッサを

設計することが行われるようになりました。

また、この頃にAMDはマルチコアへの転換も予期してAthlon 64にはデュアルコアへの拡張を意識した

設計もされています。

インテルもPentium 4が採用していたNetBurstマイクロアーキテクチャは発熱と消費電力の増加が

抑えられず、一般向けCPUの周波数が3.8GHzで頭打ちになり、周波数向上をあきらめ性能向上を

図ることになりました。

2000年代後半

☆電力効率向上の流れ

クロック周波数の急激な増大に伴い発熱と消費電力が増大の一途をたどり、マイクロアーキテクチャの

複雑化とクロックの増大で性能を稼ぐ従来の方向性は行き詰まり、インテルとAMDで約2年ぐらいごとに

行われていた新規のCPUコアの開発ペースも鈍化し、既存コアの改良に開発の重点が向けられるように

なりました。

そして、この2000年後半から「消費電力あたりの性能」が重要視され、マルチコアCPUが普及するように

なりました。

2010年代前半

☆CPUのSoC(System-on-a-Chip)化

2000年代には、パーソナルコンピュータやPCサーバだけでなくスーパーコンピュータやハイエンドの

サーバーにおいてもx86の進出が進み汎用CPUの分野においてはx86の勢力がますます強まってきます。

一方、2010年代に入り著しくなっているのが、組み込み用途とデスクトップの境界領域にあたる

携帯デバイスの成長です。

スマートフォンやタブレットコンピュータなど、モバイルオペレーティングシステムを搭載した

情報機器にはパソコン並みの汎用性が強く求められ、組み込み向けプロセッサと汎用CPUの境界は

あいまいとなりつつあります。


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