Windows10、11で使用できるオトクな操作集 第2弾 自作のショートカットキーで効率化(+おまけ)

Windows10、11で使用できるオトクな操作集 第2弾 自作のショートカットキーで効率化(+おまけ)

第2弾 自作のショートカットキーで効率化(+おまけ)

今回も前回に引き続き、「Windows標準機能」で行える効率の良い操作について紹介します。
なお、今回は前回と違い前提として、一部で「管理者の権限」が必要です。

それでは改めて「自作のショートカットキーを作成する」方法(+おまけ)を紹介します。

こんな場面はありませんか?
「よく使うフォルダをすぐに表示させたい」、「よく見るサイトをパッと出せないか」などなど・・・
そんなとき、自作のショートカットを作成してみてはいかがでしょうか?

操作手順は以下のとおりです。

設定手順

1.「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」にショートカットを配置
  ※このタイミングで権限について確認されるポップアップが表示されます。

2.ショートカットのプロパティでショートカットキー(K):にショートカットのキーを押下
 ※ショートカットを右クリック → 「プロパティ」をクリック


※ショートカットキーを入力→文字を入力するわけではなく、直接キーを押下して設定します
 「コントロールシフト+任意のキー」が押しやすいのでおすすめです

3.適用 or OKボタンを押下

これで設定完了です。
試しに設定したキーを押してみてください。

なお、正常に登録できた場合、とくになにもメッセージが発生しませんが
メッセージが発生する場合は権限まわり、そもそも設定できないショートカットなどが考えられます。
その場合は一度調べることをおすすめします。

ちなみにですが、Windows10でWindowsロゴキーを押した際のメニューは「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」が参照されています。

またなぜ「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」にショートカットファイルを配置するかですが、例えば、デスクトップにショートカットキーを設定したショートカットファイルを作成したあと、再起動します。その後、ショートカットファイルのプロパティを確認するとショートカットキーが消えてしまいます。そのため、設定した情報を保持するため、上記のスタートメニューに配置しています。

おすすめの利用方法

それでは続いて自分が使用しているおすすめの方法について記載しようと思います。

おすすめ1:自作したショートカットを置くフォルダをいつでも呼び出せるようにする

何度も「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」に遷移するのが、大変です。
アクセスを楽にするため、自作したショートカットファイルを置くフォルダをいつでも呼び出せるようにします。

<手順>

1.「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」に任意の名前のフォルダを作成

※著者の方では「ショートカット集」と作成
 この中にショートカットファイルを格納していきます

2.該当フォルダのショートカットを作成
「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」にショートカットを作成するときは強制的にデスクトップに作成されるのでショートカットファイルを再移動する必要があります。


3.作成したショートカットファイルも「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\作成したフォルダ名」に格納
格納後、ショートカットキーを設定します。

こうすることで一種のランチャーのように使用できるようになります。

おすすめ2:自作ショートカットの作成

Windowsの動作はほとんどコマンド(コマンドプロンプト)で操作することができます。
バッチというのはそのコマンドをまとめて書くことで記述通り、順に動作させたり作業を自動化したりする標準にある便利な機能です。
そのバッチを利用して、さらに効率化してみました。

以下は例ですが、筆者の場合Windowsの更新する際、「Windowsキーを押して設定を選んでしてー」がすこし手間なので、ショートカットキーを利用して呼び寄せています。

方法は以下の通りです。

1.バッチを作成

※以下のように貼り付けます
start ms-settings:windowsupdate

※ファイル名を任意の名前+「.bat」と入力します

バッチの配置場所は覚えやすく、また格納する場所によっては機能しない場合があるため、Cドライブにフォルダを新規作成して、自作バッチを格納しておくことをおすすめします。

2.バッチファイルをショートカットとして作成後、ショートカットフォルダに格納

3.ショートカットキー設定を行う

設定する際の注意点としては標準で設定されているショートカットキーと重なった場合、自作ショートカットキーが優先されること、確認しました。

前述したとおり、Windowsはコマンドで操作できますので、任意の設定画面を開くことができます。
「ms-settings」という項目があるので調べてみてください。

ちなみに私は、Windowsの「w」を加えた「コントール+シフト+wキー」で設定して覚えやすくしています。

またバッチを作成せずに以下のようにショートカットを作成し、URLにコマンドを入力する事もできますが、複数行設定できないので、上記の方法を紹介しました。

今回、設定した一覧です。

Ctrl + Shift + E → Microsoft Edgeブラウザが起動
Ctrl + Shift + 3 → ショートカット集のフォルダが開く
Ctrl + Shift + W → Windows Updateの設定画面が起動

下記からショートカットキー作成からすこし外れて、「パッとフォルダに遷移したい」場合のおすすめの方法をご紹介します。

フォルダの命名規則を考える

「よく使うフォルダの頭文字に1を使う」や「Microsoft EdgeだからEというファイル名」という様に命名規則をつけるとよいです。
見た目が良く、整理されつつも機能的にも優れます。

例:
 100_よく使うフォルダ
 E01_Microsoft Edge

上記のようにすることで、エクスプローラーを開いている(アクティブになっている状態の)ときに、数列・文字列を入力することで、そのフォルダがフォーカスされ、さらにEnterを押すことで、フォルダに遷移します。

また一応、日本語でも遷移できます。
漢字変換キーを押したあと、入力すると左上に入力した内容が表示されます。
遷移したいファルダ名を入力し、同じようにEnterを押下することで、同じように遷移ができます。

ちなみにですが、画面に出る「はい」や「OK」などポップアップはEnter以外にスペースキーで消せるという小ネタもあります。

このようにできるだけマウスを使用せずに、すばやく遷移することは時短につながるので、覚えておいて損はないと思います。

今回の内容は以上です。

自作のショートカット作成を行い、さらにフォルダ命名も行うことで操作が爆速になりますので是非活用してみてください。

次回は「おすすめのフリーソフト」について解説しようと思います。
それでは!

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