どうしてそんなことするんですか

どうしてそんなことするんですか

こんにちはMRPのMです。

 3月4月は卒業、入学式の時期ですね。私自身はもう大学を卒業してから10年は経ってしまいました。ただ学校が舞台というゲームは結構多くて、去年発売した「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」、「ホグワーツレガシー」、「ペルソナ」シリーズなど結構あります。

というわけで今回紹介するのは「ファイアーエムブレム 風花雪月」です。

簡単に「ファイアーエムブレム」シリーズってどんなゲームというと「シミュレーションRPG」というジャンルで、様々なキャラクターを育ててレベルを上げて敵と戦うゲームです。(もっと簡単にいうと将棋の駒をキャラクターにした感じのゲームです。)最新作は今年発売されたのですが、今回はその前作にあたります。Nintendo Switchでプレイ可能です。

 一人一人のキャラクターに固有のグラフィックや性格が設定されて、一度死んだキャラクターは原則復活しないです。(ただ最近の作品はターンを巻き戻しが可能、死んだ仲間が復活するカジュアルモードもあります。)特に今作は完全フルボイスとなっております。
上記のようなことによってキャラクター一人一人への愛情が湧いたりします。
(某テレビ番組で恋愛シミュレーションとして遊べるゲームとも紹介されました。)

ストーリーは、傭兵として大陸の各地を転々としていた主人公がある日、盗賊に襲われていた士官学校の生徒を助けたことをきっかけに、士官学校の教師として招かれます。
その士官学校は大陸の精神的支柱となる「教団」が運営する学校です。
そこには3つの学級があり、次期皇帝が級長で「帝国」出身者が所属する「黒鷲の学級」(アドラークラッセ)、次期国王が級長で「王国」出身者が所属する「青獅子の学級」(ルーヴェンクラッセ)、次期同盟領盟主が級長で「同盟領」出身者が所属する「金鹿の学級」(ヒルシュクラッセ)の内の一クラスを受け持ちます。
時には教師として、時には戦場の指揮官として導き、未来を担う騎士として成長させていきます。その中で一緒に食事したり、授業をしたり、戦場で戦ったり、プレゼントしたり、お茶会にも招いて交流を深めていき、キャッキャウフフな?学園生活を送ります。
ここまでが第一部なのですが、第二部が学園生活から月日が経って5年後、平和は終わり三国間で戦争がおきてしまいます。
かつて同じ釜を食べた級友はお互い立派な騎士となり、戦場で殺し合いをすることになってしまいます。時にはかつての生徒から罵倒され、とどめを刺す展開となり、敵となってしまった級友の断末魔(ここでフルボイスが活きてしまいます…)を聞くことになってしまい心が削られてしまいます。
(推しが増え続けて、推しの断末魔を聞き続けるゲームなんて今まで聞いたことありません。)
学園生活時に気に入った生徒を自学級にスカウトすることも出来ますが、戦争がはじまると祖国を裏切ったことに深く後悔し、かつても自学級の親友同士、親兄弟と刃を交わす際も専用のセリフがありそれはそれで心が削られます。

 クリア後に「今度は別の学級を担任してみようと」ゲームしても(いわゆる2周目)今度は前回担任したクラスの生徒が敵として殺し合うことになるため結局心が削られます。
そんなゲーム内容なためネット上では「人の心とかないんか?」、「シナリオ100点、道徳0点」、「血の同窓会」、「ドス黒い任天堂」、「現役教師がドン引きした作品」とかよくも悪くも愛されています。

「ファイアーエムブレム初心者向け難易度だがこれを勧める奴には人の心がない」とかも言われていますが、ぜひ興味があればプレイしてみてください。

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